このまま行くところ

中学校の教室(フリー写真)

小学5年生の頃に転校して来た友達と仲良くなって、中学時代も変わらず仲良しだった。

でも彼は中学2年の昼休み中に意識を失い、二度と学校には来なかった。

原因は白血病で、よく登校中や下校中に「体が疲れる」と言っていたのを思い出した。

ドナーからの移植も虚しく、中学3年の途中で亡くなりました。

その亡くなる前日、今でもはっきり覚えているのですが、12月9日、一人で塾の帰りに最寄のバス亭を降りると、

「おーい、○○○!」

と彼が近付いて来たのです。そして、

「一時退院してさぁ、これ返そうと思ってお前の家に行ったら、塾に行ってて居ないじゃんか、だから持って来た…」

と言うのです。

彼から受け取ったのは、私が貸したゲームボーイカラー本体とカセットでした。

その後一緒に家まで送ろうとしましたが、

「今日このまま行くところがまだあるから」

と歩いて行ってしまいました。

家に帰ってそのことを話すと、彼は私の家には来ていないことが判明。

そして彼の自宅へ連絡するも留守電状態。

翌日、彼の父から、昨夜遅くに亡くなったと電話が来ました。

時刻はまさに私が彼と会った時間帯で、危篤の時でした。

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