行方不明の幼女

公開日: 意味がわかると怖い話

18739

ある日、地方に住んでいる6歳の幼女が1人行方不明になった。

母親が公園で主婦友達と話している数分の間に公園から居なくなった。

どこを探しても居ない、警察も検問を各地に配置したが一向に見つからない。

警察も半分諦めていた。

1ヵ月後、諦めきれない親がとうとう最後の手段で、アメリカで有名な透視能力者を大金を叩いて招いた。

早速両親は娘が今、どこにいるのか透視をお願いした。

透視能力者は透視を始めた。

何分か経って透視能力者は一言。

「この子は元気ですよ」

この言葉に両親、親族は大喜び。

さらに透視能力者は

「この子の周りには豪華絢爛な家具が見えるので多分、裕福な家庭にいる事が推測されます」

この言葉に両親、親族は多少の疑問を抱きながらも喜んだ。

そして母親が核心に迫った。

「娘は今、どこにいるのですか?詳しい場所を教えて下さい」と熱の入った口調で言った。

透視能力者は一言こう言った。

「あなたの娘さんは世界中にいます」

娘の臓器は密売され、既に世界中の裕福な家の者に移植されていた。

関連記事

2タッチ入力

私の父が施設にいたころ、父が散歩にでも出てそのまま連絡が取れなくなっても困るので、携帯電話をもたせていた。 父はボケており、携帯を買い与えアドレスを交換したころは「これでいつでもお前と連…

降りなければ

ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていた。 山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、仕方なく途中のバス停で降りて近くの…

三文字

俺は、某所のある古いアパートで一人暮らしをしている。このアパートは二階建てで、各階四号室までのごく普通のアパートだ。 ちなみに俺は104号室に住んでいる。ある日、いつものスーパー…

逃げなきゃ

深夜、2階の自室で眠っていた私は、階下の妙な物音に気付いてふと目が覚めた。 「玄関から誰か入って来た…?」 そう思った瞬間、バクバクと鼓動が早まった。 夕方見たニュー…

呪い真書

呪い真書を手に入れた。冒頭にこう書いてある。 この書に書かれている手順を実行すると呪いが成就します。しかし手順を少しでも間違えるとその呪いは自分に返ってきます。あなたはそれでも実…

若返り

老人「本当にこれで若返れるのか?」 男「ええ。我社の開発したこの機械はあなたの細胞から全盛期だった若い体を生成し、あなたの今の記憶を入れることで記憶はそのままに体だけは若返ること…

夏休み

今日は父さんが帰ってくる日だ。 父さんは船乗りで家にあまりいないから、帰ってくるときはすごく嬉しい。 ニコニコ顔の父さんを久しぶりに見ると、僕も弟もつられてニコニコ笑ってし…

娘の目

最近の話なんだけど、電車での人身事故を目撃してしまった。 私と小学4年生になる娘と2人で家から2駅離れたショッピングモールで買い物をした帰り道でのこと。 私たちが駅のホーム…

ひとつ作り話をするよ

今日はエイプリルフールだ。特にすることもなかった僕らは、いつものように僕の部屋に集まると適当にビールを飲み始めた。 今日はエイプリルフールだったので、退屈な僕らはひとつのゲームを…

ドアノブ(フリー写真)

テンキー

学生時代に住んでいたアパートの鍵はテンキーだったのだが、夜中の3時頃に部屋で漫画を読んでいたら、突然ドアノブをガチャガチャする音が聞こえた。 ビビったけど鍵を掛けているし大丈夫だ…