呪詛

Healing-The-Pain-(-26-x-34)

相も変わらずこのスレは荒れてるようで。

怖い話の怖さとは、それを見聞きする環境にも左右されるのはご存知の通りだと思いますが、現在のスレのような状況では、仮に良質な話が投下されたとしてもダメになるのが道理というもの。

しかしながら今から私がする話は、このように荒れた状況下にこそ相応しいものであると存じます。

まずは話を始めるにあたり1つ注意事項をば。

小心にして被害妄想の気がある方はこの話を読むのを止して頂くのが良いかと存知ます。

読んでしまった後になって、非難されても当方に責任は取れません故。

ただ、読んでしまったならば諸兄の下にも悪霊が、と言う類の話ではありませんので、その点についてはご安心を。

さて、このように長々と前置きをしておりますと、

「ぐだぐだ駄文書いてんじゃねぇ。死ね」

というようなレスが投げつけられるのは火を見るよりも明らか。

そろそろ始めることに致しましょう。

オカルト板に出入りされているからには、「呪詛」と言いますと一家言お持ちの方もおられる事でしょう。

これより私が致しますのは、その呪詛についてのお話です。

呪詛とは、特定の人に災いがかかるように祈ることを指しますが、私はこれを摩訶不思議な力により対象を害するものではなく、心理学的な作用により相手を害するものであるという説を支持しています。

ただ、心理学の分野の中には反証可能性を有していないものも多々あるため、科学的にという言葉を使用することが出来ないと言う点では、前者とあまり変わりが無いのかも知れません。

呪詛とは、心理学的な観点から言うならば

「自分を呪っているものが存在する」

ということを呪詛対象に認識させ、その事実を呪詛対象の精神に刻み込むことにより、マイナスベクトルのプラシーボ効果を期待するものであると言えます。

これは所謂、病は気からという物にも通じるものがあると言えるでしょう。

呪詛対象の精神に刻み付けられた呪詛は、精神的なストレスとして呪詛対象に蓄積します。

蓄積したストレスは、人間の生命維持に必要な恒常性、所謂ホメオスタシスを乱し、そのことによって呪詛対象は身体的不調をも訴えることなるのです。

ホメオスタシスの乱れは、自律神経系、内分泌系、免疫系にまでも影響します。

例えば、自律神経系の乱れは、時に血管の収縮や、血圧の上昇なども招くことが知られていますが、その影響が手足などの毛細血管で起きる分には、そこまで大きな問題とはなりませんが、それが仮に運悪く脳内の血管で起きたならば…?

極端な話ではありますが、脳動脈に血栓を生じ、脳動脈瘤破裂により死亡する事態となる可能性も、全く無いとは言い切れないでしょう。

さて、ここからが本題です。

このスレの荒れる原因となってる脊髄反射でタイプしているのかと勘繰らざるを得ない「死ね」、「カスが」、「二度と書き込むな」等のレスを繰り返している方々。

今まで 2chで貴方は、そのような罵倒レスをどの程度繰り返してきたのか、その回数を覚えていらっしゃるでしょうか?

「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」

といった言葉もございます。

そんなもの一々数えていられる様な少ない回数では無いことでしょう。

では、その罵倒レスにより引き起こされることについて、思いを巡らせたりした事はお有りでしょうか?

反論レス等とは異なり、単純な罵倒のレスは、レスを付けられた者のみではなく、見ているだけの者をも不快な気分にさせることが往々にして有ります。

前スレで胸糞スレに転載されたりしていることからもそれは明らかでしょう。

さて、このスレはそのような罵倒に対してわざわざ相手をしてくれる親切な方ばかりでなく、スルー能力の高い方も多々おられます。

そのような方々の中には、スレが荒れる原因となるレスを見るにつけ、

「お前のようなカスこそ死ねばいい」

そう思う方も大勢いらっしゃることでしょう。

レスが付かないため目には見えていませんが、罵倒レスをばら撒く度に、数十以上の呪詛とも言える悪意が貴方に向けられることになるのです。

貴方は今まで一体どれほどの見えない呪詛を向けられて来たのでしょう。数千? 数万? それとももっと多く?

たった今、貴方は数え切れない程の呪詛が向けられているということを『認識』してしまいました。

貴方の身にいかなる災いが降りかかるのか楽しみではありませんか。

ここまで読んでも罵倒レスを繰り返して来た貴方ならこう思うことでしょう。

「自分はそんなくだらない事を一々気にするような小心者ではないから呪いなど効かない。厨二臭いクソ話投下しやがって今すぐ死ね!」

このようにすぐさまレスして一笑に付してしまえば、恐るるに足りないと。

このような荒れているクソスレに未だに張り付いていられるような忍耐力のある貴方です。

ここは一先ずその忍耐力でレスするのを我慢して頂き、今しばらく私の話にお付き合いを。

そういった罵倒のレスは、私の話が終ってからでも遅くはありませんので。

ここで少し話が変わりますが、皆様はこんな話を聞いたことがありませんか?

「あんなに豪快で細かい事を気にしない人がなんで鬱病に…」

人の精神とは誠に不可解なことが多いもので、本人すら自覚して無いうちにストレスを溜め込み、鬱病になってしまうということも時に有り得ることです。

察しの良い方は、この話を聞いてもうお気づきになられたかも知れませんね。

私は呪詛というものについて、重要なことを未だお話しておりません。

“自分を呪っているものが存在するという事実を呪詛対象の深層意識に刻み込むこと”

この点にこそ呪詛の本質があるのです。

貴方の表層意識が如何に強靭であろうとも、自らが意識すら出来ない深層意識まで強靭であると言い切ることが出来るでしょうか?

既に貴方の意識の与り知らぬところで、呪詛はじわじわと貴方の深層意識を蝕み始めているかもしれません。

なお、人間らしく大脳新皮質を有効に使い理性的なレスをしてきた方々は、向けられる呪詛の数も決して多くないでしょうから、何ら恐れることはありません。

さて、今まで散々罵倒レスにより悪意をばら撒き続けた貴方。

ディスプレイの前の貴方が、今何を考え、この先その身にどのようなことが起こるか、それを知る術は私にはありません。

ですが、この話を読むことで確実に貴方の深層意識には呪詛という名の数多の楔が打ち込まれました。

そしてこの先、貴方がそのレスにより悪意をばら撒く度にその楔の数は増えていくことでしょう。

私の話はこれにてお仕舞いです。

この話によって罵倒レスを繰り返す方々が運悪くポックリ逝ってしまい、スレの荒れ具合が多少なりとも緩和され、良質な話が集まる事を祈りつつ、最後まで読んで下った皆様にお礼を申し上げます。

それでは己の深層意識の強靭さに根拠の無い自信をお持ちの方々。

脊髄反射の如く罵倒レスを並べ立ててくださる事を期待しております。

「長々と下らない話を書きやがって、PCの電源切って首を括って死ね!!」

と、このように。

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