覗き込む女の子

公開日: 心霊体験 | 本当にあった怖い話

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俺が小学校時代の担任から聞いた話。

大学の夏休みのある夜、友人から電話が掛かってきた。

その友人は俗に言う走り屋で、夏休み中はよく2人で夜中に一緒にドライブに行く仲だったので「またあいつからの電話かな」と思って電話に出た。

予想通り電話はその友人からだったのだが、友人は酷く取り乱した様子で「ヤバイものを見た」「今から行くから寝ないでいてくれ」と繰り返すばかり。

先生もただ事じゃないと思ったらしく、その友人が来るのを待った。

午前3時を回った頃、件の友人が家にやってきた。顔は青ざめ、酷く憔悴していた。

とりあえず飲み物を出し、友人が落ち着くのを待って話を聞いた。

以下、その友人の話。

夜中に軽井沢の方を走っていてふと助手席の方を見たら、助手席の窓に女の子の顔のようなものが写っていた。

何かの見間違いかと思ってもう一度助手席の方を見たら、その女の子が窓からこちらを覗き込むように睨みつけてきた。

ビックリしてスピードを上げて逃げようとしたら、車がいきなりエンストを起こして停まってしまった。

パニくった友人は車から逃げ出し、100メートルほど先にあったガソリンスタンドに駆け込んだ。

幸い、店員の人がまだ残っていたのでガクガクブルブルしながら「幽霊が出た!車が止まった!」と訴えた。

するとその店員は「それっておかっぱ頭の女の子ですか?」と訊いてきた。

その店員によると、ちょうど1年位前にその場所で女の子が轢き逃げに遭い、死亡する事件が発生した。

目撃情報によると逃げた車はスポーツカーで、その友人が乗っていたのと同じ車種だった。

しかし、犯人の行方は掴めず捜査は難航した。

その事件の後からそこで、

「おかっぱ頭の女の子を見た」

「そこを通りがかったら車がエンストした」

という話が頻発し、 その友人のように「幽霊が出た!」とスタンドに駆け込んでくる人が出てくるようになった。

その話を聞いた友人は青ざめたが、車を放置していく訳にもいかないので、店員と一緒に車を取りに行った。

幸いエンジンが掛かったのでスタンドまで持ってきて点検をしてもらったら、エンジン系統、燃料系統に異常はなく、エンストの原因は分からずじまいだった。

しかし、助手席側のドアに小さな子供の手形が付いていたという。

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