
中島らも氏のエッセイで読んだ話。
新聞の投書欄に送られて来た独居老人の手紙です。
『定年で会社を辞めてから随分経つが、ここのところ出先から帰ると居間に自分が居る、ということがよくある。
他にも焼き魚がビチビチと跳ねたり、妻に先立たれて退屈な日々を送っているには違いないが、ユーモアにしてもいささか度を越しているように思う(以下省略)』
中島らも氏は、
「本人は『ユーモラスな体験投書』のつもりでいるところが鳥肌」
と評していたが、まったくもって同意。
ドッペルゲンガーを見てしまったのか、孤独に耐えられず、ゆっくり狂って行ってしまったのか…。
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