グリゴリー・ラスプーチン

公開日: 世界の謎

img_3

帝政ロシア末期の祈祷僧。シベリア、チュメニ州ポクロフスコエ村出身。

奇怪な逸話に彩られた生涯、怪異な容貌から怪僧・怪物などと形容される。ロシア帝国崩壊の一因をつくり、歴史的な人物評はきわめて低い反面、その特異なキャラクターから映画や小説など大衆向けフィクションの悪役として非常に人気が高く、彼を題材にした多くの通俗小説や映画が製作された。

1916年12月29日、皇帝と姻戚関係のあったユスポフ公は皇帝の従兄弟であるドミトリー大公と謀って、ラスプーチンを晩餐に誘うと青酸カリを盛った食事でもてなした。

しかしその食事に本人は死なず周囲を驚かせる。

食後に平然と祈りを捧げていたラスプーチンは恐れをなした周囲から背後より銃撃を受ける。

ここで反撃に出るがさらに2発の銃弾を受けた。計4発の銃弾を受け、倒れたところに殴る蹴るの暴行を受け、窓から道路に放り出された。

それでも息が残っていたので、ネヴァ川まで引きずられ氷を割って開けられた穴に投げ込まれた。

3日後、ラスプーチンの遺体が発見され、検死の結果、肺に水が入っていたため死因は溺死とされた。川に投げ込まれた時もまだ息があったのである。

関連記事

頭蓋穿孔

トレパネーション。 頭に穴をあけて脳を解放することで血流量を増やし、脳を活発化させて、日々の倦怠感から解放し、多幸感を得ようという医学界では認められていない施術。 太古から…

フィラデルフィア消磁実験

この実験は、1931年、ニコラ・テスラが設立したと言われるレインボー・プロジェクトの一環であった。当時のレーダーは、「船体が発する、特徴ある磁気に反応するシステムである」と考えられてい…

二重スリットの実験

2重スリットの実験

量子力学の核心部分が目に見えるかたちで現れる実験。観測者の存在によって量子の行動が確定する事が証明された驚くべき実験である。 この世界のもののありようが、粒子のようでもあり、波の…

仮面の男

仮面の男は、フランスで実際に1703年までバスティーユ牢獄に収監されていた、ベールで顔を覆った囚人。その正体については諸説諸々。 囚人は1669年に、ルイ14世の大臣からピネローロ監獄の…

砂漠

スーパーコンピューターの温暖化予測

日本は、世界をリードするスーパーコンピューターを有している。 このスーパーコンピューターは「京」と名付けられており、その名は毎秒1京回の計算速度を誇ることに由来している。 …

話しかけてきた人影

私の祖母は、亡くなるまでに何度もこの話をしていた。それは、私の父がまだ赤ん坊だったときのこと。 ロンドンが空襲に遭い、住む家を破壊されてしまった祖母は、友人の家に身を寄せることに…

首なし鶏マイク

首をはねられた後も18か月間生存していたことで知られるアメリカの雄鶏である。 コロラド州フルータの農家、ロイド・オルセンの家で、1945年9月10日に夕食用として1羽の鶏が首をは…

バグダット電池

現在のイラク、バグダッドで製造されたとされる土器の壺である。 電池であるという意見と、そうではないとする意見が存在するが、もしこれが電池として使われたのであれば、電池が発明された…

トレパネーション

第三の目を開く者たち――トレパネーション

「トレパネーション」という言葉をご存知だろうか。 これは、頭蓋骨に意図的に穴を開けることで脳を“解放”し、血流量を増加させ、脳機能を活性化させようとする行為である。 その…

バチカンの全ての情報を握る男が失踪

キリスト教カトリックの総本山バチカン市国。 このバチカンは世界最高峰のセキュリティを誇るコンピューターシステムを持ち、その中にありとあらゆるバチカンに関するデータが保存されている…