寿命を数える本

公開日: 世界の謎 | 都市伝説

洋書

書物にまつわる都市伝説は数多く存在しますが、今回紹介するのは特に不気味なエピソードです。

私たちは多くの書籍を購入し、本棚に収めますが、時には購入した覚えのない本が混ざっていることがあります。

アメリカ・オハイオ州のある図書館には、以前から不思議な本があると言われていました。

この本は通常、どこにあるのか分かりませんが、手に取り眺めるだけで、人の余命が分かると言われています。

本を見た人によって、その厚さが異なります。分厚いと感じる人は長寿、薄く感じる人は短命とされています。

しかし、本の中身を開いても、そこには何も印字されておらず、すべて白紙です。

不思議なことに、この本を借りると、一日に一枚ずつページが減っていきます。

この本のタイトルは『余命』で、ページ数は借りた人の残りの寿命と比例しているとされています。

図書館の司書が発見して以来、多くの人がこの本を手に取りましたが、現在は行方不明です。

図書館のどこかに隠れているのか、誰かが持ち去ったのか、はたまた最後の所有者の寿命とともに消えたのか、その真実は謎のままです。

興味深いことに、この『余命』のタイトルはラテン語で書かれていると言われています。

この『余命』に関するさらなる調査を行ったところ、図書館の古い記録に興味深い記述を発見しました。

記録によると、『余命』は何世紀も前に作られたとされ、その起源は古代の錬金術師にまで遡ると言われています。

また、この本が初めて見つかったのは、ある老学者の遺品の中だったと記されています。

その学者は生涯を通じて死後の世界について研究し、その研究の一環として『余命』を作成した可能性があります。

この本が次に現れるのは、再び世界が大きく変化する時かもしれません。

関連記事

瀧廉太郎『憾(うらみ)』

瀧廉太郎(たき・れんたろう)という人物をご存知だろうか。 日本に於いて最も早く日本語によるオリジナル唱歌を作った一人だ。 「荒城の月」「箱根八里」「花」「お正月」「鳩ぽっぽ…

サンタクロースに会ったぜ

1968年、アポロ8号は人類史上初めて月の裏側を周回した。 乗組員は、フランク・ボーマン船長、ジム・ラベル飛行士、ウィリアム・サンダース飛行士の計3名である。 アポロ8号の…

犬

犬との結婚

インドには約12億人の人々が暮らしており、その中には様々な信仰や伝統を持つ人々がいます。2012年、あるインド人男性の奇妙な行動がネット上で話題となりました。この男性、セルバ・クメー…

アインシュタイン 生物絶滅の予言

人類史上最高の天才物理学者と言えばアルバート・アインシュタインである。 彼の導き出した相対性理論をはじめとする人類の発展に有益な研究成果は、現在の多くの科学者の指針となっている。…

犬の呪い

オチのない思い出話。 昭和45年、小学5年の頃、ある呪いの方法が少年誌に書いてあった。 犬を首輪で繋いで、その口が届かぬところに餌を置き、そのままにしておく。 犬は空…

GO!GO!ACKMANの都市伝説

「GO!GO!ACKMAN」はバンプレストが販売したゲームである。 この会社は当時経営難であったため、安く生産してくれる海外の業者に生産を依頼したところ、制作費を浮かすため、部品…

死者と会う方法

日本で2003年に『黄泉がえり』という映画が放映された。これは死者が蘇るというタイトル通りの話ではあるのだが、イギリスには実際に死んだ者と会える方法があるという都市伝説が存在する。 …

死刑執行スイッチ

最近、とある悪戯サイトが流行っているそうだ。 ネットを巡回している時に、見慣れないリンクがある事に気が付く。 何気にそのリンクを踏むと、薄暗いコンクリートの部屋の真ん中に、…

ツナカユリコ

主人公の名前を変えられるゲームで、主人公の名前を『ツナカユリコ』にするとゲームに不吉なことが起こるらしい。 ・RPGゲームの名前入力で『ツナカユリコ』を使うと原因不明の高熱で病院…

日暮里駅の階段23段目

友人と怪談話をしていて、その友人が知人から 「日暮里駅の改札を出て右手に行くとある階段を登る時に、23段目辺りで振り返って見たら面白いものが見える」 って聞いたという話が出…