黒目

公開日: 不思議な体験

wallpaper215_640_1136

幼い頃の不可解な体験を書きます。

幼稚園に通っていたから4~6才の頃の記憶です。

小学校半ばまで住んでいたのは長屋みたいな建物で、小さな階段のある玄関が横並びに並んでました。

近所の幼稚園から子供だけで徒歩で帰宅していました。

帰ってきて母が留守だったら、幼稚園カバンを階段に置いてそのへんで遊んで待ってたり、寄り道とかも適当にしていた気がするので当時はのんびりした時代でしたね。

その日もそんな感じで幼稚園から帰ったところ、玄関前に乳母車がありました。

お客さん来てるんだーと、乳母車を迂回して玄関開けようとしたら鍵しまってる…。

あれ? 乳母車に何か入ってる?

乳母車の中には赤ちゃんが寝てました。

自分も園児でよくわかってなくて、つっついたか揺すったかしたんだと思います。

寝てた赤ちゃんが目覚めました。ぱっちり目を開けた赤ちゃんの目が、白目の部分がなくて、真っ黒だったのを強烈に覚えています。

怖いとかは思いませんでしたが、犬みたいな目でした。どのくらい見つめ合ってたか覚えてないけど、5分くらいだったと思う。

その時、同じ長屋の住人で、斜向かいのおばさんがやってきて「どうしたの」というので事情説明したら、「おばちゃんとこは子供がいないから、うちの子にするわ」と乳母車ごともらって行かれた。

その後はたぶん、母が帰ってきて、何か食べて忘れたんだと思う。

最近になってその長屋の話がでたので母と話ししていたら、母と話が食い違う。

斜向かいのおばちゃんが、けっこう年配で子供好きなのに、なかなか子供が出来ない人だったってとこまでは一緒。

しかし母は、そのあとおばちゃんは子供に恵まれたという。普通の赤ちゃんのようで、じゃあ、あの目が真っ黒な子はなんだったんだろう?と今更ながら不可解に思ってます。

関連記事

不思議な手紙と異常な部屋

去年の暮れ、会社に一通の手紙が届いた。 編集プロダクションに勤めている俺への、名指しの手紙だった。 中を読むと自分のエッセイを読んで添削して欲しい事、そして執筆指導をして欲…

スローになる空間

友達の家に手応えのある変な空間がありました。 何もないところで手をふると、そこだけスローになる。 それは空中に留まっており、撫で回してみるとバスケットボールぐらいの大きさ。…

宇宙

繰り返す輪廻

私には高校時代からの親友、Aがいます。高校時代、Aの従兄弟である大学生のBさんが、Aの家に居候していました。Aの父は、BさんにAの受験勉強を見てもらうことを条件に居候を許可しました。…

天国(フリー画像)

人生のやり直し

俺は一度死んだことがある。 これだけだと訳が解らないと思うので詳細を説明する。 ※ 小一の頃、夏休みが終わり二学期が始まった。運動会や遠足もあったし、毎日普通に生活していた。…

田舎の風景(フリー写真)

掌を当てる儀式

この間、ずっと忘れていた事を思い出しました。 前後関係は全く判らないのですけど、子供の頃に住んでいた小さな町での記憶です。 他の五人くらいの子供と、どこかの家の壁にぎゅーっ…

地下鉄

時空を彷徨う路線

数年前の出来事です。ある日、私は東京の地下鉄に乗りました。どの路線かは明かしませんが、通常は2~3分ごとに駅で停車するものです。 しかし、ある駅を過ぎた後、電車は異様に長く走り…

病院の廊下(フリー素材)

子供だけに見えるもの

旦那の祖父が危篤の時の話。 連絡を受けて私と旦那、2歳の息子とで病院に向かった。もう親戚の人も来ていて、明日の朝までがヤマらしい。 息子はまだ小さいので病室にずっと居る訳に…

鮒おじさん

小学校4年生の夏休みの事で、今でもよく覚えている。 川と古墳の堀を繋いでいる細い用水路があって、そこで一人で鮒釣りをしてたんだ。 15時頃から始めたんだけど、いつになく沢山…

水の中の女

今から20数年前、私がまだ高2の時の事だ。 当時私は部活に励んでいて、その日は梅雨真っ只中。 薄暗い夕暮れ時に、いつものように部活から帰っていた。 私はその頃奇怪な体…

田舎の夜(フリー写真)

田舎の不思議な行事

これは今から約15年前、南伊豆の小さな村で私が実際に体験した、怖いと言うより少し不思議な話です。 小学3年生の夏。私たち家族(父・母・私)は、お盆休みを伊豆のK村という場所で過…