書き換えられた解答

公開日: 不思議な体験

砂時計

昔、高校受験の勉強中に起こった不可解な出来事を思い出す。

市販の問題集で勉強していた時、答え合わせをしていると、一問だけどうしても正解が理解できない問題がありました。

私の計算では答えはAのはずだったが、問題集の解答ではBと記載されていました。

じっくり考えた結果、「解答が間違っている」と気づきました。

イライラしながら、誤った模範解答を赤ペンで訂正しました。

問題集に誤りがあることは珍しくなく、それほど深くは考えませんでした。

食事のために一時休憩してから再び勉強を始めると、驚くべきことに、私が訂正した解答が変わっていました。

赤ペンで引いた線と、間違っていたはずのBの答えが消え、Aが正解として記載されていたのです。

過去に記憶違いで、間違った答えが正解に変わっていたことは何度かありましたが、今回ははっきりと覚えていました。

こうした変化は、低い確率から高い確率への書き換えの場合にのみ起こるようです。

パラレルワールドやタイムパラドックスについての詳細は知りませんが、何かしらの変化が過去に起こり、その瞬間にパラレルに分岐するのが一般的な考え方です。

もしかすると、私たちが認識している以上に、過去が変わるとその後の未来も書き換えられているのかもしれません。

この事象は、私たちがその変化に気づいていないだけかもしれません。

この出来事の後、私は問題集の出版社に連絡を取り、解答の誤りについて問い合わせました。

出版社からの返答は驚きでした。

彼らは、その問題の解答をBとして印刷した記憶がないと言い、常にAが正解として出版されていたと主張しました。

さらに、彼らは私にその問題の初期バージョンのコピーを送ってきました。

そこには確かにAが正解として記載されていました。

この出来事は、私が体験したパラレルワールドの存在を示唆しているのかもしれません。

もしくは、私の認識が何らかの原因で変化した結果かもしれません。

しかし、真実は依然として謎のままです。

関連記事

時計

時間を超えた警告

二ヶ月前、私が経験した奇妙な出来事をお話しします。夢だったのか現実だったのかは定かではありませんが、記憶に新しいその日の出来事をご紹介します。 ある日、私は朝10時に目を覚まし…

狐さん(フリー写真)

小さなかぎ裂き

戦後暫く経った頃、地方のある農村での話。 村で一番の旧家の跡取り息子が失踪した。 山狩りをしても、池を浚っても見つからない。 お金か女性がらみのトラブルかと思い、人…

異世界から元に戻れなくなった

この話は2013年の8月頭くらいの話。 爺ちゃんの49日のために行った先での出来事だから、恐らくその辺りだ。 その日はクソ暑かった。休日だったその日は、朝から爺ちゃんの法要…

切り株(フリー写真)

植物の気持ち

先日、次男坊と二人で、河原に蕗の薹を摘みに行きました。 まだ少し時期が早かった事もあり、思うように収穫が無いまま、結構な距離を歩く羽目になってしまいました。 視線を常に地べ…

猫

猫の最後のお別れ

20年前のある夏の夜のことです。私たち兄弟が夏休みを利用して祖父母の家に泊まりに行っていたときの話です。我が家にはとても可愛がられていた猫が一匹いましたが、その日は夜遅くまで帰って来…

背無し

会社からの帰路の途中、ある大学の前を通る。 そこは見晴らしの良いただの直線だが、何故か事故が多いことで有名だった。 その道をあまり使わない人には分からないだろうが、毎日車で…

山道(フリー写真)

姥捨て山の老人

これは、私の兄が小学生の頃に体験した話です。 当時は私がまだ生まれる前のことでした。 春のある日、兄と祖父が近くの山で山菜採りに行きました。 彼らが目指していたのは…

手を繋ぐ親子(フリー写真)

おとうさん、こっち!

お隣に、両者とも全盲のご夫婦が住んでいらっしゃいます。 この話は、ご主人から茶飲み話に伺ったものです。 ※ ご主人は16歳の時に、自転車事故で失明されたそうです。 当然…

古書店の本棚(フリー写真)

客寄せ仔猫

伯父の高校時代に、伯父が好きだった娘がいた。 高校卒業後は、偶に同窓会で顔を合わせる程度の付き合いだった。 しかし数年経って、その娘が親の勧める縁談を受けて結婚し、夫の仕…

エスカレーターの中の母娘

とあるヨーロッパの国に留学してた時の話を。 まあ言葉もままならない頃、よく日本人の友達を家に呼んで飲んでたんだが。俺の家は屋根裏で、大き目の丸窓から地下鉄の出口が見える。 …