しゃべれるんだな

ghost_eye_by_peanut91xD

自宅のトイレに大きな窓がある。ちょうどトイレの床から1メートルくらいのところに。

トイレの臭いを換気する為に、いつも10センチほど開けっ放し。

まあ、自宅代わりに借りてるビルの5階だから良いんだけど。

3年前、真夜中に酔っ払って帰宅した俺はトイレで吐いていた。

俺は飲酒時にはすぐに気分が悪くなるが、酔っ払った事はない。

嘔吐も一段落して、俺は便座にもたれ掛かったまま、ふと窓を見上げた。

窓は開いていなかった。いや、隙間に変な白いモノが詰まっていただけだ。

よく見てみると、それはヒモ状に伸びた白く細い、ねじれた女だった。

それがひしゃげた顔して何かを喚いていた。

「ジ、ジジジ、ジジジ、ジッフフフ、ジジジジアアアア」

俺はそのまま後ろに倒れこみ、四つん這いのままトイレから脱出。

息を荒げたまま自分の部屋に逃げ込んで、テレビの音量を上げて友人に電話をかけまくった。

あれ以来、トイレの窓は防犯用のロックでしっかり固定して締め切ってるよ。

幽霊ってしゃべれるんだなって思った出来事だったよ。ちくしょう。

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