ある大学生が買い物の帰り、小腹が空いたのでたまたま目についたラーメン屋に入った。
特に期待はしていなかったのだが、これが意外と美味くて彼はご機嫌だった。
帰り際に「おばちゃん、ごちそうさま」と言って、ラーメン代の600円をテーブルに置いた。
彼はこの店が気に入り、また食べに来ようと思った。
その2週間後、友人と出かけた時にちょうどその店の近くまで来たので、昼飯はラーメンにしようという話になった。
ラーメン好きの友人も喜んで店に向かったが、残念なことに店は潰れて廃屋になっていた。
彼はとても残念に思いながら店の前に立ち、ふと中を覗いた。
その瞬間、彼は驚きのあまり言葉を失ってしまった。
2週間前に自分がテーブルに置いた600円がそのまま残されていたのだ。
彼は恐る恐る隣のガソリンスタンドにラーメン屋のことを聞いてみた。
「隣のラーメン屋? 3年前に潰れてるよ」
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