肝試し

公開日: 心霊体験 | 怖い話

wallpaper302_640_1136

高2の夏休み。霊の存在を否定していた友達が、出ると評判の廃屋に1晩1人で泊まることに。

昼間、下見をしてあまりにも汚いので寝袋を用意。晩飯の後、廃屋の前で別れたのがそいつを見た最後になった。

翌日、迎えに行ったら寝袋はあるが、そいつがいない。一緒にいた友達が携帯に電話してみた。

電話が繋がり、声をかけてみるも返事がない。ただ、電話の向こうからは物凄い風の音のようなものが聞こえたそうだ。

実家にも帰ってないし、結局警察を呼ぶことに。警察に携帯が繋がった話しをした。けど、奴の携帯は寝袋の中にあったそうだ。

あり得ないと思った。俺達が電話かけたのはまさに、寝袋のそば、廃屋の中からだったからだ。

そのまま行方不明という事で、現在も見つかっていない。しかも、まだ続きがある。

その事件から1年後、今度は電話をかけた友達が行方不明に。

さらに1年後、去年の事だが、その場にいたもう1人の友達も行方不明だと。

残ってるのは俺だけだが、どうなることやら。

関連記事

アカマネ

本で読んで以来、アカマネという得体の知れない物の怪の話を集めている。 アカマネとは、読んで字のごとく「赤真似」。これが全国津々浦々で目撃されているらしい。 俺が覚えているア…

林道(フリー写真)

姥捨て山

俺の兄貴が小学生の頃、まだ俺が生まれる前に体験した話。 兄貴が小学5年生の春頃、おじいちゃんと一緒に近くの山へ山菜採りに入った。 狙っていたのはタラという植物の芽で、幹に棘…

夜の町並み(フリー写真)

夜道のいざない

去年の7月くらいに体験した話。 うちの母方の祖父が亡くなり、通夜と葬式のため親の実家の北海道へ行きました。 当日は祖父を神社まで運び、その夜は従兄弟や叔父、叔母とみんなでそ…

田舎の風景(フリー写真)

霊感の強い弟の話

高校生の頃、霊感がピークだった弟の話。 弟には小さな頃から霊感の強い友達が居る(仮にAとする)。 その日、学校帰りに Aの家へ遊びに行く途中のこと。 何ぶん田舎なも…

団地(フリー写真)

深夜の足音

昔、俺が社会人一年目の頃に体験した話。 当時は五階建ての団地に一人暮らしをしていた。 周りはとても静かで、俺はその場所をとても気に入っていた。 しかし一つ問題があった…

石段(フリー写真)

朽ち果てた神社の夢

二十年前から現在まで続く話。 俺は当時大学生で、夏休みに車で田舎の実家に帰省していた。 その時は、普段帰省時に通っている道とは別の道を通って行った。 見渡す限りの山や…

電話

ダレモイナイヨ

ある年の夏の終わり頃の事でした。 私が住宅街の中にポツンとあるカフェバーで働いていた時の話です。 その店はあまりお客も来ず、私と友人達の恰好の溜り場となっていました。 …

抽象画

娘と狛犬

5歳になる娘と散歩で立ち寄った神社でおみくじを引いた時、3回連続で凶が出た。 こんな事もあるのかと驚きながら家に帰ると、嫁が訝しげな顔で言った。 「それ、どうしたの?」 …

繰り返し見る夢

夢に関する不思議な話を。 同じ家や場所を繰り返し夢に見ることはあるだろうか。 別に続きものという訳ではなく、ホラーであったり日常的であったりと、関連性は無いけど舞台がいつも…

叩かれるドア

今年の年始だったんだが、夜に歩いて3分のコンビニまで酒買いに行ったんだ。 まあ、難なく酒買って、寒いから一本空けながら帰ってたんだよ。 iPodで大音量で音楽聴きながらハイ…