仮面の男

公開日: 世界の謎

0ecd1b37

仮面の男は、フランスで実際に1703年までバスティーユ牢獄に収監されていた、ベールで顔を覆った囚人。その正体については諸説諸々。

囚人は1669年に、ルイ14世の大臣からピネローロ監獄の監獄長サン・マールに預けられ、監獄長自ら世話をしたという。

以降、サン・マールの転任と共にその囚人も移送され、サントマルグリット島を経て、1698年にバスティーユに移送された。

当時のバスティーユの看守は「囚人は常にマスクで顔を覆われ、副監獄長直々に丁重に扱われていた」と記録している。

なお、鉄製の仮面を常に着用していると言うイメージになってしまったが、実際には布製のマスクだったといわれ、それも人と面会する時にだけ着用させられていた。

もし人前でマスクを取ろうとすれば、その場で殺害せよとの指示が出されていた。そのため、牢獄で世話をしていた者も囚人の顔を知らなかった。

囚人は1703年11月19日に死亡。彼の所有物などは全て破棄されたという。

関連記事

トレパネーション

第三の目を開く者たち――トレパネーション

「トレパネーション」という言葉をご存知だろうか。 これは、頭蓋骨に意図的に穴を開けることで脳を“解放”し、血流量を増加させ、脳機能を活性化させようとする行為である。 その…

ギター

27クラブ: ロノウェの契約

古代イスラエルの王ソロモンは、72体の悪魔を召喚し、彼らの力を利用して望みを叶えさせたとされています。この中の27番目に数えられる悪魔はロノウェという名前で、特に心理操作やカリスマ性…

旧約聖書の予言

1992年6月、新聞記者だったマイクル・ドロズニンは取材でイスラエルに訪れ、そこである科学者と出会う。彼の名はエリヤフ・リップス博士。 そしてリップスは「かつてあったこと、今ある…

ロズウェル事件

1947年7月8日、ロズウェル・デイリー・レコード紙の夕刊に、ニューメキシコ州ロズウェル北西120キロ程の所にあるJ・B・フォスター牧場に「空飛ぶ円盤」が墜落し、その残骸を軍が回収した…

バズビーの椅子

1702年、イギリスの北ヨークシャー州、サースク村に住むトーマス・バズビーは妻の父親を殺害した罪で絞首刑に処され、殺人犯としてその一生を終えた。 彼には生前、長年愛用した椅子が一…

バチカンの全ての情報を握る男が失踪

キリスト教カトリックの総本山バチカン市国。 このバチカンは世界最高峰のセキュリティを誇るコンピューターシステムを持ち、その中にありとあらゆるバチカンに関するデータが保存されている…

前世を詳細に語る幼児

「前世」というものの概念すらないであろう幼い子が、突然それを語り始めて親を驚かせたという話が稀にある。 米国では今、オハイオ州の幼い男の子が自分の前世を語り、それが1993年に起…

ゲシュタルト崩壊

家に姿見のような大きめの鏡がある方は一度試して貰いたい。 鏡に映った自分を見ながら「お前は誰だ」と言ってみてください。 いえ、お化けとか幽霊だとかそういう類のモノではないん…

史上最高の天才ノイマン

あまりの頭の良さに “火星人”、“悪魔の頭脳を持つ男” と呼ばれた。 数学・物理学・工学・経済学・計算機科学・気象学・心理学・政治学など、あらゆる分野で天才的な才能を発揮。 …

夕焼け

前世の記憶を持つ少年

不思議な話が伝えられています。それは前世についての知識もないはずの幼い子供が、突如として自らの前世の話を始め、親を驚かせたというものです。 現在、アメリカ合衆国オハイオ州で、一…