公図にだけ残る裏の町
昭和の城下町で区画整理の測量をしていた私は、公図にだけ残る十三番目の区画に気づく。日が暮れる境の時刻に北のはずれの角を曲がると、表とそっくりの裏の町が広がってい…
昭和の城下町で区画整理の測量をしていた私は、公図にだけ残る十三番目の区画に気づく。日が暮れる境の時刻に北のはずれの角を曲がると、表とそっくりの裏の町が広がってい…
北関東の丘陵地帯で測量中に濃霧に巻かれ、目を開けると藁葺きの村にいた。村はずれの小屋には、十年前に同じように来た男が住んでいた。彼が別れ際に渡した天保七年の測量…
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