九尾の狐

公開日: 世界の謎 | 怖い話

B6E5C8F8A5EDA5B4

日本には狐の怪談が沢山残っている。その中で最も有名なのは「九尾の狐」ではないだろうか。

「九尾の狐」で有名なのは「白面金毛九尾の狐」三国随一の大妖怪と言われる程の実力。

古代中国で王后を喰い殺し王后に化け、酒池肉林などの暴政を働いたが、太公望に処刑された。

しかし、その時に体が三つに分散したと言われている。

次に九尾は少女に化け日本にやって来る。来日した時は何もしておらず、それから約380年後に宮中に仕え鳥羽上皇と契りを結ぶ。

その契りにて病を発した鳥羽上皇を調べた陰陽師(晴明・泰成・泰親)によって 正体がばれ、白面金毛の姿で逃亡するはめになる。

その後、各地で暴行をし続け、上皇の軍勢により殺されるのだが、心臓を貫かれた直後巨大な毒石に姿を変えてしまう(この毒石は観光名所として有名。いわゆる「殺生石」である)。

そして室町時代、玄翁和尚により破壊され全国各地に飛散したのだ、という。

これが伝承されている話であるが…気になることが一つ。

残りの二匹は何処へ行ったのか。

もしかしたら、未だにどこかから世界を操っているのかもしれない…。

関連記事

飼い猫

色々あるけど、子供の頃の話。7歳だった自分は母と一緒の部屋で毎晩寝ていた。 ある晩、ふと布団を捲りあげたら鬼のような形相の人のようなものが2つ。 びっくりして布団から這い出て電気をつけ…

犬の呪い

オチのない思い出話。 昭和45年、小学5年の頃、ある呪いの方法が少年誌に書いてあった。 犬を首輪で繋いで、その口が届かぬところに餌を置き、そのままにしておく。 犬は空…

神秘的な森

角田の森

あれは小学6年の夏休みの事でした。 友人のHとTが角田の森で遊んでいた時、Hが奥の廃屋へ行ってみようと言い出したそうです。 当時、私達は角田の森でよく遊んでいました。 …

じいちゃん

黒い襖の奥 ― 家の天井裏にいた“それ”

蝉の声と、じいちゃんのまなざし これは、俺が十年以上も前に体験した実話だ。 当時、俺は田舎にある実家で暮らしていた。 実家は古い日本家屋で、周囲は田んぼに囲まれてい…

教室(フリーイラスト素材)

先生の心当たり

小学5年生の夏休みが明けた9月1日。 始業式も終わり、久しぶりの友達との再会に『自分はどこへ行った』『何を見た』などの話に花を咲かせていると、真っ黒に日焼けした担任の先生が教室に…

異世界

記憶が違う男

毎年、夏になると、地元に帰省して高校時代の仲間5人で集まっている。 今年も例年どおり集まったのだが、ひとつだけ、どうにも説明のつかない出来事があった。 誰かに聞いてもらい…

ヒトラー生存説

ナチス・ドイツの党首にして独裁者であったアドルフ・ヒトラー。 彼は類稀なる弁論の才能によって国民を鼓舞し、第二次世界大戦を引き起こす切っ掛けを作った人物である。 最終的には…

浜辺(フリー写真)

小人の石

小学生の頃、俺の家族は青森の海沿いの田舎に住んでいた。 俺は幼い頃からよく浜で遊んでいたのだが、年末の1週間は夕方に浜で遊ぶのは禁止されていた。 だが小学3年生の大晦日、…

忠告

先日事故で意識不明、心肺停止状態で病院に運ばれた時、気が付くと処置室で自分が心臓マッサージをされているところを上から見ていたんです。 これが幽体離脱というやつだなと解って、自分の…

海(フリー写真)

海ボウズ

俺の爺ちゃんの話。 爺ちゃんは物心が付く頃には船に乗っていたという、生粋の漁師だった。 長年海で暮らしてきた爺ちゃんは、海の素晴らしさ、それと同じくらいの怖さを、よく寝物語…