カテゴリー: 心霊ちょっと良い話

怖いだけじゃない心霊体験もある——亡くなった家族からのメッセージ、不思議な助け、再会のような感覚。心霊ちょっと良い話は、怖さの中に温かさが宿るジャンルです。怖いだけでは終わらない、亡き人の想いが残る話を200話以上収録しています。

千鳥足の酔っ払い

その日はなかなか仕事が終らず、自宅近くのバス停に降り立ったのは22時少し前だった。 自宅のマンションに向けて歩いていると、数メートル先に一人の酔っ払いが歩いてい…

長年の友への激励

米屋の店先で長椅子に座っていた米屋のじいさんが、ガックリ肩を落としたような格好でタバコを吸っていた。 すると「随分しょぼくれてんなぁー!ボケが始まっちまったかぁ…

真っ白な蝶々

私の母が亡くなってから、色々な出来事がありました。 最初は、母の葬儀が終わって夕方家に戻った時のことです。 玄関の黒いドアの真ん中に、真っ白な蝶々がぴったり止ま…

おさげの女の子

今から十年以上前、当時高校生だったおいら。 アメリカのバレンタインデーは、好意を持った相手に男女問わずプレゼントをするらしい。 その話を聞きかじり、 『よし!そ…

おっちゃんの幽霊

半年程前に起きた出来事。 今住んでいるアパートは所謂『出る』という噂のある訳あり物件。 しかし私は自他共に認める0感体質。恐怖より破格の家賃に惹かれ、一年前に入…

お馬の親子

父と妹の話です。 4年程前、父が肺がんで亡くなりました。 過労やストレスなどもあり、余命半年のところが2か月で亡くなりました。 父はとても子煩悩で、遅くできた末…

甲高い声

我が家の仏壇には、他より一回り小さな位牌があった。 両親に聞いた話では、生まれる前に流産してしまった俺の兄のものだという。 両親はその子にAと名付け、事ある毎に…

お地蔵さん

私の地元では年に2回「お地蔵さん」という行事と言うか、お寺のお参りイベントみたいものがあるんです。 あるお寺に行き、あの世で幸せにしていて欲しい亡くなった方の名…

黒い背広と赤茶けた背広

小学二年の九月、留守番の家で泣いていた私のもとへ、一度も来たことのない叔父が二人だけ訪ねてきました。その日、二人は町役場から一歩も出ていなかったといいます。福岡…

華ちゃん

高校生の時に婆ちゃんが亡くなり、形見で市松人形を頂いた。 かなり古いが可愛い顔で、良い品だと見て取れるような市松さん。 『華ちゃん』と名付け、髪飾りを作って付け…

このまま行くところ

小学5年生の頃に転校して来た友達と仲良くなって、中学時代も変わらず仲良しだった。 でも彼は中学2年の昼休み中に意識を失い、二度と学校には来なかった。 原因は白血…

ドライブの夢

3年前に昔の彼女が死んだ。信号無視の車に轢かれ、打ち所が悪かったのだ。 当時は既に別れていたから、友人から聞き葬式には出席できた。 復縁して別れた彼女だったのだ…

前彼の祝福

学生時代、彼氏を事故で亡くした。 私はそのことを引きずり、 「もう新しい彼氏も結婚もいらない」 と荒み、誘いも蹴り、告白も断り、おひとりさまの老後を設計していた…

思い出のメンコ

俺の親父から聞いた話。 親父が小さい頃の遊びと言ったらメンコが大ブームで、親父も色とりどり様々なメンコを集めていたが、腕はからっきしだったとか。 ある時、同じ町…

大型トラックの男性

親父から聞いた話です。 昔、親父が雪深い山の現場でバイトしていた時の事。 妻子を置いて季節労働に来ている男性が居て、皆から頼られるリーダーとして現場を仕切ってい…

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