カテゴリー: 怖い話

誰も覚えていない通り

帰省した朝、幼い頃通った商店街が消えていた。地図にも記録にもない。でも古い写真の中には確かにあの商店街がある。地元の老婆が言った。「覚えていると、他のものが消え…

波止場の男

漁師の俺が深夜の波止場で見た人影は、三ヶ月前に嵐で消えた仲間の健介にそっくりだった。倉庫に消えた影、空き缶、そして春先に上がった水死体——あれは何だったのか、今…

引き潮の声

深夜の漁港で一人釣りをしていた男性が体験した不可解な出来事。引き潮の時間帯に聞こえてきた声の正体とは。実話風の怖い話。…

洗い物を干していた人

一人暮らしのアパートで、勝手に洗濯物が干され、食器が洗われ、知らない食材が増えていく。誰かが私の部屋に入り込んでいる――それが誰だったのか、私はまだ答えを出せず…

ともだちの声

昨夜のことだ。今こうして文章にしていながらも、正直、自分でも信じ切れていない。ただ、当事者である俺がいちばん混乱しているのは確かだ。 ※ 仕事を終えて帰宅すると…

三畳一間の“隠し部屋”で見たもの

20年以上前の話になるが、どうしても誰かに聞いてほしい出来事がある。 ※ 当時、三畳一間・家賃3万円の古びたアパートに住んでいた友人の部屋へ遊びに行った。 真冬…

人に憑く虫の噂

今から話す出来事は、3年前。僕が高校2年生だった夏のことです。 その頃、僕は近所のコンビニでアルバイトをしていました。店には同い年の女の子と、50代くらいの店長…

姫路の口裂け女事件

1979年6月21日午前3時頃。 兵庫県姫路市野里の路上で、一人のタクシー運転手が震える声で110番通報をしました。 「腰まで垂れる長い髪、真っ赤な口が耳元まで…