白き龍神様(宮大工13)
宮大工の見習いだった十五歳の春、湖畔の社の裏で朽ちた祠を直した。霙の朝、崖から湖に落ちた俺を救ったのは、白き龍神様と、紅い唇の女性だった。気づけば対岸に倒れてい…
宮大工の見習いだった十五歳の春、湖畔の社の裏で朽ちた祠を直した。霙の朝、崖から湖に落ちた俺を救ったのは、白き龍神様と、紅い唇の女性だった。気づけば対岸に倒れてい…
奥秩父の谷にある社では、水場の柄杓を伏せずに椀を上へ向けて置く決まりがある。渓流の解禁日、境内に張られたテントを片づけた私は、その晩、背を向けて立つ少年を見た。…
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