玄関の柱の木札は一枚だけ
大晦日の深夜、街道筋の古い家の二階の壁に、白い衣の女がヤモリのように貼り付いていました。真下で聞こえたのは「お前で終わりだ」という声。玄関の柱の木札が一枚しかな…
大晦日の深夜、街道筋の古い家の二階の壁に、白い衣の女がヤモリのように貼り付いていました。真下で聞こえたのは「お前で終わりだ」という声。玄関の柱の木札が一枚しかな…
平成七年の大晦日、広島・尾道の斜面に建つ浜本荘で、戸が四回ずつ叩かれました。覗き穴には誰もいません。石段は数えるたびに五十一段と五十二段が入れ替わり、私の部屋の…
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