継ぎ帳
祖父の四十九日を終え、私は開けてはならぬと言われた蔵を片づけに戻りました。奥にあった古い帳面には、村に起きた出来事が、なぜか先に書かれていたのです。開いた者が次…
祖父の四十九日を終え、私は開けてはならぬと言われた蔵を片づけに戻りました。奥にあった古い帳面には、村に起きた出来事が、なぜか先に書かれていたのです。開いた者が次…
雨の日、ずぶ濡れの男が玄関に立ち、この家には悪いものが憑いていると告げて去りました。その日から一家を順に襲う、次々と持っていかれる災い。山あいの古い農家と屋敷神…
仙台の終電後、雨宿りをした軒下で出会った、傘も持たず濡れていない紳士。彼が語った予言は半年で次々と当たり、手には片方だけのイヤリングが残された。二月十一日の午後…
占い師に「長くは生きられない」と告げられました。左手を握る、日本のものではない何か。動かないはずの左手でチェロを弾く夢と、肩にそっと置かれる手。予言の年月を越え…
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