並行世界の自分が立つ卒業写真
神保町の裏通りで古書店を営む七十代の女性店主のもとに、亡き旧友の遺品が届いた。革表紙のアルバムを開くと、立っているはずの自分の位置に、見知らぬ少女が立っていた。…
神保町の裏通りで古書店を営む七十代の女性店主のもとに、亡き旧友の遺品が届いた。革表紙のアルバムを開くと、立っているはずの自分の位置に、見知らぬ少女が立っていた。…
神保町の路地裏にある古い時計修理店で修行を始めた三十二歳の私は、ある日持ち込まれた大正十四年の懐中時計の蓋の裏に、自分の名前と生年月日が刻まれていることに気づい…