標本室の番号のない瓶
取り壊しの決まった大学の旧標本室で、番号のない瓶の整理を任された五十代の私。札もなく台帳にも載らないその瓶の底には、膝を抱えた白い影が静かに沈んでいた。夜ごと観…
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大学四年の一月、五人で青森へ行く旅の二週間前に、Bと連絡が取れなくなった。Bの部屋の大家は、住んでいたのは別の名前の人だと言う。宿は一週間前に「B」の名で解約さ…
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