呼ばれてる

公開日: 心霊体験 | 怖い話

7c4e16ac

皆さんは深夜、急に喉が渇いて水を飲みに2階から1階まで降りた事はありませんか?

もしかしたらマンションやアパート、平屋建ての方もいるかもしれませんが。

そんな時は霊に呼ばれているのだと、どこかで聞いた事があります。

ある日、私は急に喉が渇いて深夜に目が覚め2階から1階まで水を飲みに行ったのです。

階段を降りると、1階は電気を消しているので当然真っ暗です。

左側の奥に風呂場の脱衣所が見えるのですが、真っ暗なはずなのに何かが反射していたのです。

よく見てみると、そこには見知らぬ女が立っていたのです。

全身に鳥肌が走りました。

もう一度確かめると、やはり見知らぬ人が立っています。

というのも、2度目に見た時は男か女か区別は出来なかったのです。

ただ髪が長いという点のみで、男にも女にも思える風貌。

体が硬直し放心状態で見つめていると、突然こちらに目線を合わせ睨みつけてきました。

慌てて階段を駆け上がり、すぐに110番。

家中のカギを全て確認しましたが、施錠されたままでした。

あれ以来、夜中に1階に下りる事はなくなりました。

そして、2階にもトイレを作り、冷蔵庫も置くようになりました。

関連記事

女性の肖像画

今朝、鏡を見ていたらふと思い出した事があったので、ここに書きます。 十年くらい前、母と当時中学生くらいだった私の二人でアルバムを見ていた事がありました。 暫くは私のアルバム…

神社の鳥居(フリー写真)

隠しごと

人混みに紛れて妙なものが見えることに気付いたのは、去年の暮れからだ。 顔を両手で覆っている人間である。ちょうど赤ん坊をあやす時の格好だ。 駅の雑踏のように絶えず人が動いて…

中古車

視える娘

娘が3才くらいの時、中古で大き目の車を買いました。 私も娘も大喜びで、大きな車を楽しんでいました。 しかし数週間経った頃、娘が車に乗り込もうとした時に急に大泣き。 「…

いざない

その頃、私は海岸近くの住宅工事を請け負ってました。 季節は7月初旬で、昼休みには海岸で弁当を食うのが日課でした。 初めは一人で食べに行ってましたが、途中から仲良くなった同年…

真っ白ノッポ

俺が毎日通勤に使ってる道がある。田舎だから交通量は大したことないし、歩行者なんて一人もいない、でも道幅だけは無駄に広い田舎にありがちなバイパス。 高校時代から27歳になる現在まで…

山

土着信仰

俺の親の実家の墓には、明治以前の遺骨が入っていない。 何故かと言うと、その実家がある山奥の集落には独自の土着信仰があり、なかなか仏教が定着しなかったから。明治まで寺という概念すら…

登校する小学生(フリー写真)

モウキカナイデネ

この話を誰かに話す時、 「確かにその話、滅茶苦茶怖いけど、本当かよ?」 と言われる事がある。 霊が出て来るような話の方が、余程現実味があるからだ。 これは俺が実…

火傷の治療

昭和の初め頃、夕張のボタ山でのお話。 開拓民として本州から渡って来ていた炭鉱夫Aさんは、爆発事故に見舞われた。一命はとりとめたものの、全身火傷の重体だった。 昔の事とて、ろ…

洋館(フリー写真)

洋館で生まれた絆

ある小さな町に、昔から伝わる奇妙な話がある。 町の中心部から少し離れた場所に、古びた洋館が建っていた。 その洋館には、ある夜だけ窓から幽霊が現れるという噂があった。 …

何で俺なんだよ

最近体験した怖い出来事です。 文章が堅いのでいまいち怖くないかもしれませんが、洒落にならないくらい怖かったです。 ※ 今年の2月下旬、出張で都内のビジネスホテルに泊まった。 …