呼ばれてる

公開日: 心霊体験 | 怖い話

7c4e16ac

皆さんは深夜、急に喉が渇いて水を飲みに2階から1階まで降りた事はありませんか?

もしかしたらマンションやアパート、平屋建ての方もいるかもしれませんが。

そんな時は霊に呼ばれているのだと、どこかで聞いた事があります。

ある日、私は急に喉が渇いて深夜に目が覚め2階から1階まで水を飲みに行ったのです。

階段を降りると、1階は電気を消しているので当然真っ暗です。

左側の奥に風呂場の脱衣所が見えるのですが、真っ暗なはずなのに何かが反射していたのです。

よく見てみると、そこには見知らぬ女が立っていたのです。

全身に鳥肌が走りました。

もう一度確かめると、やはり見知らぬ人が立っています。

というのも、2度目に見た時は男か女か区別は出来なかったのです。

ただ髪が長いという点のみで、男にも女にも思える風貌。

体が硬直し放心状態で見つめていると、突然こちらに目線を合わせ睨みつけてきました。

慌てて階段を駆け上がり、すぐに110番。

家中のカギを全て確認しましたが、施錠されたままでした。

あれ以来、夜中に1階に下りる事はなくなりました。

そして、2階にもトイレを作り、冷蔵庫も置くようになりました。

関連記事

ネットカフェ(フリー写真)

ネットカフェの恐怖体験

ネットカフェを三日間連続で利用したことがあったんだけどさ、36時間以上は連続利用出来ないから一度追い出されるのね。 今までマッサージチェアやリクライニングチェアがある部屋しか使わ…

白い影

当時、私は精神的に荒んでいて、よく大型バイクをかっ飛ばしたりしていました。 その日もバイクで走っていたのですが、広めの幹線道路は渋滞していました。 そこで、道の左端をすり抜…

平和祈念像(フリー写真)

戦時中に子供が描いた絵

幼い頃、親の都合でドイツに移住した経験があります。 自然な流れで特別支援学級に入り、徐々にドイツ語を身に付けていきました。 同じクラスには、同様の環境にいたアラブ系の子が…

ハサミ

ハサミ女

近所に「ハサミ女」と呼ばれる頭のおかしい女がいた。 30歳前後で、髪は長くボサボサ、いつも何かを呟きながら笑っている、この手の人間の雛形的な存在。 呼び名の通り常に裁ちバサ…

ハコマワシ

封じられた愛情 ― 赤い糸に縛られた夜

赤いマフラーと届いた呪い 半年ほど前、私は人生で初めて、“本気で気味が悪い”体験をした。 それは幽霊でも怪異でもない。けれど、心の底から震えるような恐怖だった。 中…

出ると噂されているホテル

仕事で地方へ行く用事が出来て、時間の関係で前の晩に新幹線に乗り一泊することになった。 それで、同僚と話している時に予約したホテルの名前を言ったら、 「お前知ってる? そのホ…

薄明かりの中で

灯りの中の男

H君は、ちょっと変わった高校生だった。 今どき珍しく、携帯電話も持っておらず、自宅にはゲーム機もない。 そんな彼が夢中になっているのは、なんと「ラジオ」だった。 夜…

トンネル(フリー写真)

車の手形

ある日、大学生のカップルが山へドライブに行きました。 夕方になり、辺りが薄暗くなった頃に帰ろうとしたのですが、道を間違えたのか、行きでは通らなかった古びたトンネルに行き着いてしま…

抽象画

神谷のおばさん

俺が中学生の時、『神谷のおばさん』という有名人がいた。 同級生神谷君の母親なので『神谷のおばさん』な訳だが、近所はもちろん同じ中学の奴まで、殆ど神谷のおばさんを知っているほど有名…

真夜中の訪問者

私には父親が生まれた時からいなくて、ずっと母親と二人暮しでした。 私がまだ母と暮らしていた17歳の頃の事です。 夜中の3時ぐらいに「ピーー」と玄関のチャイムが鳴りました。 …