学生の頃、金縛りにあった。
当時は珍しくもなかったので、またかー眠いのにーなんて暢気に考えてた。瞼も開けられないまま、真っ暗な部屋の中でじっと金縛りが解けるのを待ってた。
そしたら……いつもと違って、首筋に髪の毛の感触があった。
ファサ……と髪の長い女が………的なものではなく『もっさ』。
目が開けられなかったから確認はできなかったけど、イメージとしてはアフロのヅラ。
アフロが、首の両脇にもっさと降ってきた。この恐怖がわかるか?
気付いたらそのまま寝てたけど……あのアフロは何を伝えたかったんだろう……。