ある都市伝説がゲーマーの間で囁かれている。
それは、名前を自由に変更できるRPGゲームにおいて、特定の名前に不吉な力が宿るというものだ。
主人公の名前を「ツナカユリコ」と設定すると、プレイヤーに奇妙な現象が起きるという。
この名前を使ったプレイヤーが原因不明の高熱に見舞われ、病院へ運ばれる事態が報告されている。
友人がこの名前を使ったところ、不運にもアキレス腱を切り、高熱を出したという話もある。
「ツナカユリコ」という名前には、霊障が伴うとも言われており、その発生条件や解決方法は謎に包まれている。
その名前をゲームの主人公に付けたプレイヤーからは、無数の目に見えない視線を感じ取るという報告もある。
この伝説が真実か創作かは不明だが、一部のプレイヤーの間では、この名前は避けられるようになった。
そして、この名前には新たな噂が付加されていく。
その一つに、「ツナカユリコ」という名前を使ったプレイヤーの周囲に、幻のキャラクターが現れるというものがある。
このキャラクターは他のプレイヤーには見えないという。
「ツナカユリコ」の呪いは今日も語り継がれ、その真相は深い闇の中に隠されたままである。