小学3年生の時、友達の妹が亡くなった。
医療事故とのことですが、詳細は不明。
私もよく一緒に遊んでいたので、お葬式に行った。
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家に帰ると、当時3才の弟が普段とは違う妙な声を発する(※弟は聾唖者で、まだ言葉は全然喋れなかった)。
私の方を指差し、
「あーうー」
と何かを言おうとする。
不思議だなあ…と思っていると、一人遊びをし始めたので放置した。
※
それから3年後、私が小学校卒業の時のこと。
アルバムを整理していると、たまたま友達とその妹と三人で写った写真を見つけた。
すると横で一緒に見ていた弟が、
「これ、おねーちゃんがおそーしきいったときにいっしょにつれてかえってきたこだね」
と言った。
その頃に私が出たお葬式は、弟が生まれる前に祖母の葬式に出たのと、友達の妹の葬式だけ。
詳しく聞いてみると、私と手を繋ぐようにして友達の妹が入って来たとのこと。
そしてその後、弟と一緒に遊んでくれたそうだ。
更にその子は、今でも時々遊びに来るよ…と。
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いや、マジで怖かった。
友達の妹と弟は面識が無いし、亡くなったことも言っていない。
弟にはそういうものが視えるらしい。